四角い空を見つめて〜膀胱がんとの戦い〜

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help リーダーに追加 RSS 言葉にできない

<<   作成日時 : 2007/11/12 19:06   >>

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先週下北沢に知り合いの劇団のお芝居を観に行ってきました。

毎年夫宛に公演の案内を頂いていたのに、結局2人で見に行く事は叶わなかった訳ですが、
今年も届いた案内ハガキを見て夫の事をお知らせしなくては・・「すぐ行こう!」と思いたちました。
主催者のCさんも確か夫とほぼ同年代。
夫の事を知ったら驚くだろうな、なんて考えながらもその日を楽しみにしていました

そして当日、お芝居の内容については70年代のフォークソングを中心としたもの、
という位しか知らなかったのですが、幕が上がってすぐに息が止まりそうな驚きが・・・

田舎の高校で当時大流行のフォークソングを始めた同級生3人組が今回の主人公なのですが
その中の一人が、それもCさんの役がガンで余命わずか、という設定で
最後に仲間がもう一度その彼のために夢を果たそう、というストーリーだったのです。

もう今の私にはあり得ない、あれ程自宅でテレビを観る時でも病気や病院、家族の別れ
という内容はひたすら避けていたのに、真っ向ど直球で心臓バクバク、滂沱の涙・・

さらには夫が好きだった歌が劇中流れたりして、涙が止まらないどころかハンカチ握りしめたまま
人目も憚らず今にも声を上げて泣き出しそうな状態に陥ってしまいました。


そんなとんでもなくズルズル洪水状態の私へ最後のとどめが。


お芝居のラストを飾る曲が、小田和正の『♪言葉にできない』だったのです。


私が夫との闘病生活で唯一の心残り、それは最期の時夫がどういう気持ちだったのか、という事でした。
夫の場合生前一度も自分の余命を尋ねる事なく、最期まで一縷の望みを捨ててはいませんでしたが、身体を動かす事も出来なくなり、しゃべる事も出来なくなったその時。
もし夫の心が絶望や苦しみに満ちていたら・・・
そう想像しては、でももうどうしようもないんだ、わからない事なんだからと自分を納得させていました。

自分では一応身の回りに起きる事を何でもかんでも夫と結びつける事はしてないつもりです。
でもこれが夫からの回答だったんだって素直に思えてならないのです。
そしてこの夫との深い絆は残念な事にガンのお陰なのです。

そう思ってからはしょっちゅう『♪言葉にできない』を聞いています。

その度思いっきりぼろぼろになりますが






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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
良かった!体調でも崩してるんじゃないかって心配だったよ。
お芝居は偶然とはいえ、そんなんでは胸が詰まっちゃうね。
私、昨日からちょっとテンション下がり気味。
色んな事思い出して涙ぽろぽろだよー。
なんにもやる気なし。ダメダメいかんぞ〜、頑張らねば!
でもね、無理に元気っぽくはしない!流れに逆らわず泣きたい時は泣く!
で、ちょっとずつ前に進む。
あ、ちょっと元気になってきたー。

ふみ
2007/11/12 22:59
ふみさん
心配かけちゃった〜!?ゴメン。
大丈夫よ、私だって自分が立ち直ってるのかどうかよくわからない。一日泣いてばかりいる日もあれば涙しない日も。それでも夫のためにも前に進もうって気持ちだけ持っていれば心晴れる日も来るって。それまではお互い頑張ろうね!
michizo_
2007/11/13 08:59
michizoさんのブログカキコがないと大丈夫かなあ
と気になりますが、お芝居のお出かけだったら
よかったです。が…。大変な内容でしたね。
私が以前、こちらに書いた「河辺家のホスピス
日記」は闘病中のこともそうですが、後半の
奥様が悲しみから立ち直っていくところが
手にとるように分かって感動したのです。
亡くなって1年後、2年後くらいのことも
しっかりと書いてありました。
照る日、曇る日、色々でしょうが
今日のような綺麗な秋の日は、存分に
綺麗な空気を吸ってくださいね!
あつこ
2007/11/13 17:09
あつこさん
このところお天気が良いのでなるべく昼間は外出するようにしてます。
外の心地よい空気をに触れていると、つい夫との暑い暑い夏ももうすっかり過ぎてしまったんだなあ、なんて感じてしまいます。
michizo_
2007/11/14 17:55

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